においを嗅ぎ分けることで地雷や不発弾を発見してカンボジアの人々の命を救ったとして、一匹のネズミが表彰されました。
慣れないメダルを掛け、どこかソワソワした様子のネズミ。アフリカオニネズミの「マガワ」です。イギリスの動物保護団体「PDSA」は25日、カンボジアでの地雷撤去作業に貢献したとしてマガワに金メダルを授与しました。マガワはこれまでにカンボジアで39個の地雷と28個の不発弾を見つけてきました。タンザニアの施設で訓練を受けたマガワは爆発物に含まれる化学物質のにおいを嗅ぎ分けることで、人が金属探知機を使えば4日かかる作業を30分以内に終わらせることができます。カンボジアには今も最大で600万個もの地雷が埋まっているとされています。PDSAは「マガワの活動は地雷によって影響を受けた人々を救い、人生を変えた」とたたえました。
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